就職に役立つ科目はナニ?

就職に役立つ科目はナニ?

アメリカの大学や大学院には、日本では学習機会の無いようなものまで、
実に様々な科目が用意されています。

 

例えば以下は、マンモス校のカリフォルニア大学バークレー校のHPですが、
かなりの数のプログラムが列挙されています。
http://www.berkeley.edu/atoz/dept

 

パッと見、何の勉強してるのか見当もつかない名前もありますね。

 

このように、様々なカリキュラムが用意されているのは良いのですが、
これが卒業後のキャリア形成につながるかどうか?となると、賢く選択する必要があります。

 

どういうことか?詳しく説明しましょう。

 

【せっかく勉強しても、就職口の少ない科目もある】

 

アメリカ留学に限った話ではなく日本でも同じですが、
せっかく勉強しても就職の際にはあまり威力を発揮しない科目もあります。
悪く言えば、“潰しの利かない”科目です。

 

例えば、スポーツビジネスの全般について学ぶ
「スポーツマーケティング」という類のプログラムを設けている大学や大学院が、
アメリカにはいくつも存在します。
しかし、この科目、どういう内容の学習をしているのか、あまり世間には知られていません。
単純に、野球やサッカー選手などの代理人になるための科目と思っている人が多くいます。
実際にはマーケティング、会計、法律関連、組織論などなど、
スポーツ以外の分野でも使えるようなことも勉強します。
(参考: University of Massachusetts Amherst Sport Management https://www.isenberg.umass.edu/programs/masters/ms/sport-management

 

ところが、プログラムの認知度が低いため、
「うちは代理人ビジネスとは関係ないから」の一言で就職口の門戸が狭まる事態を招きやすいです。
このように、「ナニその勉強?どんな内容?」といちいち説明が必要なタイプの科目は、
潰しが利かなくなる傾向が出やすくなります。

 

上記のパターンは日本で就職を考える場合も、
アメリカに残って就職を目指す場合も、どちらでも起こりえます。

 

またもう一つのパターンとして、アメリカでは一般的な仕事でも、
日本では浸透していないとうタイプの科目もあります。
数年前、環境デザイン学を専攻しているという留学生と話をしたときに、
その悩みを聞いたことがあります。

 

アメリカでは企業が訴訟問題などを避けるために、
環境保護に配慮した企業活動のプランニングをする仕事があるそうで、
環境デザインを学んだ学生の主な就職先の1つだそうです。
しかし日本では、そのような仕事が少ないどころか、
「環境デザイン学ってなんですか?」の段階で話しが止まっていて先に進まないとか。
当然ながら、就職先の選択肢が狭い分野(今は改善されたかもしれませんが)だそうです。

 

 

【就職に役立つ科目とは?】

 

と言うことは逆に、誰もが知っている科目であれば、就職口の門戸も広がるということです。
いちいち「私の専攻科目のOOは、XXでして、〜〜〜」と
説明をしなくてもすむ科目は分かりやすく、雇う側も安心するでしょう。
例をあげれば、定番のMBAや、経済学、会計学、法学、
コンピューターサイエンスなどといった分野であれば、いわゆる”潰しが”利いてきます。

 

留学をする際は、もちろん自分の勉強したい科目を専攻するのが基本ですが、
卒業後にその専門知識や経験が活かせないケースもあることを認識をしておくといいでしょう。
もちろん、分かりやすい科目を専攻しただけで就職もスムーズにいくとは限らないのでご注意を。